加齢による筋力低下など心身の機能低下を示すフレイル(虚弱状態)を予防啓発するイベント「YONAGOデジタル健康フェスタ」が28日、米子市末広町の米子コンベンションセンターである。インストラクターがオンライン上で運動指導をする健康教室や、スマートフォンアプリでフレイル度をチェックし、予防を身近にする狙い。
米子市フレイル予防推進協議会が主催。産官学の連携事業で、食品や自動車、住宅など多業種の企業17社と市や鳥取大医学部など計21ブースが出展し、減塩商品の紹介や運動器年齢の測定などが体験できる。
協議会はイベントに合わせてパンフレット「フレイルって知っとる?」を発行し、市内の小学校全23校の全児童に配布。高齢者本人だけでなく家族も関わり早期発見し、対策を図る。
協議会の増田紳哉コーディネーターは「フレイルは家族全員の問題。イベントをきっかけに意識してもらいたい」と話す。
午前10時~午後4時。入場無料。
(中村和磨)













