島根県隠岐の島町にある有形文化財をイベント会場として利用し、地域の歴史に興味を持ってもらおうと、郷土史家らが「古代におもいを馳せる会」(重栖隆快会長、5人)を発足させた。初の催しが9月29日、同町池田の隠岐国分寺であり、講演会やコンサート、お茶会を住民ら30人が楽しんだ。

 本堂であった講演会では島根県立古代出雲歴史博物館の品川知彦学芸部長(60)=民俗学=が講師として招かれた。

 国の重要無形民俗文化財「隠岐国分寺蓮華会舞(れんげえまい)」について、5~9世紀に...