布澄会のタペストリー作品を眺める来場者=出雲市浜町、縁結び交流館
布澄会のタペストリー作品を眺める来場者=出雲市浜町、縁結び交流館

 【出雲】パッチワークキルトを創作する布澄会の作品展が出雲市浜町の縁結び交流館で開かれている。古い着物や布団の風合いを生かし、丁寧に作り上げたタペストリーやかばんが来場者の関心を集めている。入場無料。15日まで。

 山陰中央新報文化センター出雲教室などで講師を務める山根澄枝さん(出雲市斐川町富村)と60~80代の会員約30人の作品約200点を展示した。

 タペストリー作品の「私が今はまっている事」(縦140センチ、横100センチ)は、韓流ドラマを題材にした。男女のカップルが月と桜の木を眺める様子を着物の布きれの模様で表現した。ドラマで流れる曲の歌詞をなびく風のように刺しゅうしている。

 このほか、ボタンの花や花火、歌舞伎役者を題材にした作品や、数種類の模様の布を縫い合わせたかばんが並ぶ。

 山根さんは「一人一人が思いを込めて作った作品。皆さんに見て楽しんでほしい」と来場を呼びかけた。午前10時~午後4時。最終日は午後3時まで。

(黒沢悠太)