岐阜県東部の瑞浪市の市立中学校の廃校校舎に2022年春、「自動車展示場」がオープンしたので、今夏、見学に行ってきた。そこは、新車や中古車を展示するのではなく、世界の最新の電気自動車(EV)を分解して部品構成などが分かるように見せる場である。最近は、多くの日本の企業が見学に訪れている。
展示場を運営しているのは、三洋貿易という商社で、米ミシガン州に本社を置くケアソフト社と提携し、同社の技術をリアルに説明するのが展示場の役割。同社の主要ビジネスは最新のデジタル技術を駆使して競合他社などの新製品を解析するリバースエンジニアリングで、「ベンチマークソリューションプロバイダー」とも呼ばれている。
ケアソフト社CEOのマシュー・バーチャパランピル氏に筆者は...
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