今月のエフエム山陰の洋楽パワープレイは、まだ日本では知名度があまり高くないピンクパンサレスの「ケーパブル・オブ・ラブ」である。
彼女は2001年にケニア人の母親とイギリス人の父親の間に生まれた。21年6月に行われたインタビューでは「曲を作り始めて大体4年になる。高校を卒業して自分で曲を書く前に友達の曲作りを手伝うことから始めたの」と答えている。本格的に楽曲制作を始めてまだ日が浅い。
ピンクパンサレスは突如インターネット上に現れた新星として、ユニークなサウンドで瞬く間にイギリスを中心に世界を席巻し、Z世代を代表する感性を持ったアーティストの1人と言われている。
今月10日リリースのデビュー・アルバム「ヘヴン・ノウズ」は、恋愛、パラソーシャル、物質的な追求、悲しみ、孤独の中での満足感の発見など、さまさまなタイプの人間関係を探求しながら、内面的な自己を振り返るものになっている。
まさに令和の時代に、同じような悩みを抱えて生きている人たちに響くメッセージ性があり、これからの活躍を期待している。
(エフエム山陰 高田リオン)