将棋の第31期倉敷藤花戦3番勝負の第2局が18日、岡山県倉敷市の倉敷市芸文館であり、出雲市出身の里見香奈倉敷藤花(31)=女流四冠=が挑戦者の西山朋佳女流四冠を171手で破り、連勝で9連覇を果たした。
里見倉敷藤花は自陣を西山女流四冠に急襲されたが手厚く受けて反撃した。その後も鋭い攻めに遭い、危うい局面もあったが、自陣の固さを保って決め手を与えず勝ち切った。
里見倉敷藤花は大社高校在学中、2008年に初めて女流タイトルとして倉敷藤花を獲得し、5連覇。13年に失冠したが15年に返り咲き、今回の防衛で通算14期となった。現在は他に清麗、女流王座、女流王位を保持している。(黒崎真依)