松江市浜乃木8丁目、松江商業高校の恒例イベント「松商だんだんフェスタ」が2日、始まり全校生徒553人が販売やステージのイベントを運営し、多くの来場者をもてなした。3日も開く。
販売実習を目的に開き、今年で10回目。5月に運営のための模擬会社を設立し、準備を進めてきた。イベントの企画運営をはじめ、仕入れ業者との交渉、会計処理といったさまざまな業務を生徒主体で取り組んだ。
会場には生徒が仕入れた野菜やスイーツ、生花などが並び、生徒の威勢の良い声が響いた。品定めをする来場者でにぎわい、石見神楽や大道芸などのステージもあり、盛り上がった。
息子二人と訪れた松江市上乃木8丁目の看護師、富田直子さん(45)さんは「高校生の丁寧な対応が良く、家族で楽しめた」と喜んだ。模擬会社の社長を務める情報処理科3年の中島光彦さん(18)は「力を合わせて準備してきた。元気な接客で多くの人をもてなしたい」と笑顔を見せた。3日は午前10時から午後2時まで。
(青山和佳乃)