2024年12月のエフエム山陰の洋楽パワープレイアーティストは、世界的人気を誇るパンクロックバンド、グリーン・デイである。彼らの代表曲「バスケット・ケース」には、普段パンクロックを聴かないリスナー層も「この曲は知ってる!」と反応するだろう。
1986年に米カリフォルニア州バークレーで結成され、世界で最も売れているバンドの一つだ。全世界で7千500万枚以上のレコードを売り上げ、累計100億回のオーディオ/ビジュアルストリーミングを記録、グラミー賞を5度受賞した。ロックの殿堂入りを果たし、1994年リリースのアルバム『Dookie/ドゥーキー』は1千万枚以上を売り上げた。
そこから約30年たつが彼らのカラーや音楽性は全く変わらず、反骨精神を保ったまま続けていることが奇跡だと思う。
2024年1月19日に発売される14枚目のスタジオ・アルバム『Saviors/セイヴァーズ』からのオープニング・トラック「アメリカン・ドリーム・イズ・キリング・ミー」。メンバーのビリーは「伝統的なアメリカン・ドリームが、多くの人々にとってうまくいかないことを表現した」曲だと語っている。
この寒い冬いつまでも丸くならず、尖(とが)ったグリーン・デイの音楽で心を燃やしてみてはいかがですか?(エフエム山陰 高田リオン)