鳥取砂丘の来訪者を色鮮やかな電飾で迎える毎年恒例の「鳥取砂丘イリュージョン」が9日、鳥取市福部町湯山の鳥取砂丘駐車場周辺で始まる。19回目の今年は「スペース・ファンタジー」がテーマ。45万球以上のイルミネーションが幻想的な宇宙の旅を演出する。24日まで。
【動画】砂丘彩る光と映像の共演 9日から 砂の美術館とイリュージョン
冬場のにぎわいを創出しようと、地元の商工団体や観光団体らでつくる実行委員会が企画。コロナ禍で期間を8日間に短縮した昨年は延べ約4万人が訪れた。
今年はロマンあふれる宇宙の旅を楽しんでもらおうと趣向を凝らした。駐車場の斜面約420平方メートルが青色に輝き、そりに乗ったサンタクロースが出現。トナカイではなく、ロケットに引かれ、宇宙空間を飛んでいるようだ。スロープ展望台のそばには高さ3メートルのハート形イルミネーションが設置され、写真撮影が楽しめる。
7日に試験点灯があり、関係者が設備を最終確認した。実行委の落合久美事務局長は「日常と異なる冬の砂丘を楽しんでほしい」と来訪を呼びかけた。
期間中は午後6時から同9時まで点灯する。
(福間崇広)