廃校になった旧布施小学校の校舎や校庭をLEDで彩る布施イルミネーションの点灯式がこのほど、島根県隠岐の島町布施の布施町民運動場であった。ハンドベルとピアノ、歌のコンサートもあり、集まった約50人が一足早いクリスマス気分を味わった。
住民でつくる実行委員会が、地域を明るくして他の地区からも人を呼び込もうと2013年から実施している。恒例のハート形やクリスマスツリー形の電飾のほか、今年は竹細工で「フセイルミ」と文字が浮き上がる作品が加わった。参加者のカウントダウンで一斉に点灯した。
旧教室では北小学校の児童と保護者によるハンドベルや地元の音楽グループがクリスマスソングを歌って、イルミネーションを盛り上げた。
ハンドベルに参加した同町中村の会社員、中前茜さん(39)は「練習時間が少なく、短期間で猛特訓し、うまくできて感動した」と話した。
イルミネーションは1月6日まで午後5時に点灯。クリスマスと大みそかは終夜点灯する。(鎌田剛)