松江市鹿島町古浦地区で続く、干支(えと)みこし。地区の人を驚かせようと、完成したみこしは当日までお披露目しないが「4年ぶりの再開」とあって特別に見せてもらった。みこしの制作過程や細部へのこだわりを紹介する。

 

制作休止前に作ったねずみ年のみこし
小屋に飾られる歴代のみこし写真
平成初期ごろのみこしの写真

 作業小屋には歴代のみこしの写真がずらりと飾られる。子(ね)年のねずみや戌(いぬ)年の犬、未(ひつじ)年の羊をみると、愛らしい見た目で、今回の竜がいかに難易度が高いのかがわかる。

 

前回(2012年)の干支みこし

 前回の竜は全身が赤だったが、今回は人気漫画・ワンピースに出てくる「カイドウ」をモデルにしたそう。子どもたちにも喜んでもらおうと期待を込めた。

みこしの設計図
みこしの設計に使われた模型
12木の枠組みを作るメンバー

 

 みこしとあって軽量化が大切で、基礎作りには時間を要した。かわいい動物の干支は発泡スチロールを切り出して作るが、今回はワイ...