松江市鹿島町古浦地区で続く、干支(えと)みこし。地区の人を驚かせようと、完成したみこしは当日までお披露目しないが「4年ぶりの再開」とあって特別に見せてもらった。みこしの制作過程や細部へのこだわりを紹介する。



作業小屋には歴代のみこしの写真がずらりと飾られる。子(ね)年のねずみや戌(いぬ)年の犬、未(ひつじ)年の羊をみると、愛らしい見た目で、今回の竜がいかに難易度が高いのかがわかる。

前回の竜は全身が赤だったが、今回は人気漫画・ワンピースに出てくる「カイドウ」をモデルにしたそう。子どもたちにも喜んでもらおうと期待を込めた。



みこしとあって軽量化が大切で、基礎作りには時間を要した。かわいい動物の干支は発泡スチロールを切り出して作るが、今回はワイ...