能登半島地震の被災地を支援しようと、島根県立大出雲キャンパス(出雲市西林木町)の学生サークル「災害研究会」のメンバーら25人が6日、出雲市今市町のラピタ本店で募金を呼びかけた。
県立大看護学科4年の内田美夢(みゆ)さん(21)は石川県在住の知人が被災したといい、「島根からできる支援があると思った。小さなことでも支援を続け、役に立ちたい」と力を込めた。募金は日本赤十字社を通じて被災地に届ける。
また、出雲市総合ボランティアセンター(同市松寄下町)で同日、市民ボランティアが支援の在り方を話し合い、街頭募金や被災地でのボランティアの体験談を語るチャリティーイベントの開催を決めた。
同センターは生理用品・おむつ、毛布、ウエットティッシュ、カセットコンロなど4品目に限定して救援物資を募集。6日正午時点で、段ボール箱約160個分が集まり、8日に出雲市を出発し、石川県輪島市に届ける予定という。石橋健一センター長(50)は「情報収集、発信をこまめに続け、必要な支援をしていきたい」と話した。
(佐野翔一)