繁殖力が強く環境省が特定外来生物に指定する「オオキンケイギク」を食材にする試みが8日、島根県隠岐の島町港町の洋食店であった。隠岐高校の2年生10人が店の協力を得てフランスの郷土料理キッシュに使い、計80食を提供した。
オオキンケイギクは北米原産の多年草で5~7月に黄色の花を咲かせる。オキタンポポといった固有種の植生を脅かし、同校が取り組む隠岐ジオパーク研究の授業で対策を考えてきた。
生徒たちは食を通じた高校生のアイデア活用で実績がある北海道の三笠ジオパークを視察し、オオキンケイギクを食材に...