JR西日本は、4月6日に運転開始する新型やくもについて、次世代移動サービス「MaaS(マース)」の一種で、日常使いの経路検索やポイントカード機能があるアプリ「WESTER(ウェスター)」の会員限定の試乗会を開催する。試乗日は3月23日で、山陰エリアと岡山エリアを6区間に分け、計600人を募集している。応募締め切りは1月28日。
試乗できる区間は、山陰エリアが出雲市-米子、米子-生山、生山ー米子、米子-出雲市の4区間と、岡山エリアが新見-岡山、岡山-新見の2区間。新型やくもの一般向けの試乗会は初めてで、6区間に各100人が試乗できる。
地図データなどを活用して列車の現在位置を把握し、適切なタイミングで車体を傾け始め、カーブを抜けた後はスムーズに元に戻る「制御付自然振り子方式」や、リクライニングすると体が座席に沈み込むようなホールド感がある「チルト機構」を取り入れた座席を体感できる。
アプリ「WESTER」をダウンロードし、アプリ内から申し込む。応募者一人につき、1区間を選べる。座席の指定はできない。試乗区間は無料だが、そのほかの交通費は自己負担となる。
問い合わせはJR西日本山陰営業部、電話0859(32)8056。
(古瀬弘治)