子どもの命を守るために必要な知識や処置を学ぶ研修会が8日、島根県邑南町中野の公立邑智病院であった。総合診療科の辺田健一医長(31)が、事故の際は外傷がなくても元気がない、様子がおかしいといった兆候に早めに気付く必要性を強調した。
辺田医長は1~9歳の死因の上位を転倒や溺水といった不慮の事故が占めている統計を紹介し「まだ危険認知ができない子どもは大人が予想もしない事故に遭うリスクが高い」と指摘。大人と比べて体と精神の構造が未発達であることを再認識するよう呼びかけた。
事故時の対応について、...