バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の島根スサノオマジックは10、11日、ホームの松江市総合体育館で中地区3位のサンロッカーズ渋谷と対戦する。主力選手がけがで欠場し、7日の長崎戦に敗れ4連敗中と最大のピンチだ。B1は今週末の連戦が終わると3週間の休みに入る。休み明けの3、4月はレギュラーシーズンの後半戦で、チャンピオンシップ(CS)出場をかけたぎりぎりの戦いが続く。今週末、ホームで連勝し、後半戦に備えたい。昨年のワールドカップ(W杯)で活躍した日本代表・ホーキンソンのいる渋谷戦のポイントを解説する。

(編集局・舟越幹洋)
 

4連敗を喫し、ファンに再起を誓う島根の選手、スタッフたち=松江市総合体育館

 

渋谷は攻守に力強いチーム

 スサマジは21勝16敗で西地区3位。渋谷戦は西地区上位争いのために落とせないカードになった。

 4連敗は残念だが、敗れたゲームより、今週末の渋谷戦を考えたい。渋谷は20勝17敗で中地区3位。シーズン前半は負けが続き、低迷していたが、昨年12月あたりからチーム力が上がり、勝ち上がってきた。12月16日には千葉ジェッツに相手ホームで勝っている。

 渋谷の特徴はしっかりしたディフェンスで、オフェンスとの距離を縮めた厳しいマンツーマンディフェンスをしてくる。日本人選手、外国人選手ともに...