島根県警生活安全企画課は9日、県西部在住の60代男性が、警察や検察官を名乗るオレオレ詐欺名目で、現金1550万円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったと発表した。
・島根県西部で1550万円の特殊詐欺被害 オレオレ詐欺名目で
以下は被害者と詐欺実行犯のやり取り。
被害者が自宅にいたところ、固定電話に総務省の職員を名乗る男から電話。
「あなたの携帯電話や固定電話が詐欺に使われている。捜査をしている警視庁から電話がある」
続けて、警視庁の捜査員を名乗る人物からの電話。
「逮捕した人物があなた(被害者)名義のキャッシュカードを持っており、あなた(被害者)から購入したと言っている」
「あなたは犯人なので在宅で事情聴取する」
その後も警視庁の捜査員や検察官を名乗る男から電話で指示。
「口座の動きを調べるため、インターネットバンキングで口座を作り、定期預金を解約してその口座へ入れてほしい」
さらに
「あなた(被害者)のネットバンク口座を空にしてもらえば捜査が早く済むので、警察の捜査用口座に預貯金を移してほしい」
「お金は20日程度で戻すことができるが、従わなければあなたの今の口座を凍結する」
これを信じた被害者は、犯人の指定する2つのロ座に1000万円と550万円を振り込み、合計1550万円をだまし取られた。
<警察の注意喚起>
・警察が捜査用の口座にお金を移すよう指示することは絶対にありません
・「あなたの口座(携帯)が犯罪に利用されている」等の話がかかっできた場合は、詐欺の可能性があるので、警察に相談してください
・ナンバーディスプレイ等を活用し、相手の番号を確認してください
・「+から始まる国際電話番号」や「非通知」、「050から始まるIP電話」、「通知不能・表示圏外の電話」は詐欺の可能性が高いので注意してください