ー 昨年7月に出雲店がオープンしました。本社との2店体制での状況をお聞かせください。

市場規模や成長の可能性といった条件がそろい、出雲に決めました。新車販売のうちの輸入車シェア率は島根では8%で、ほぼ松江で占めています。

雲南や大田なども商圏となる出雲は伸びしろがあります。多店舗展開で当社への信頼度や認知度が上がり、全体で新規来店者数は2倍に、保有台数は1.5倍にそれぞれ増え、相乗効果が生まれています。

 


ー 電気自動車(EV)の普及と関連事業に注力されています。

二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロとするカーボンニュートラルを実現するための一つの手段です。EVを普及させ、燃料自動車のCO2排出量を相殺するという考えです。

家庭用の充電設備を設置する別会社も立ち上げました。脱炭素先行地域の松江市とも連携してさまざまな取り組みを展開し、地域の環境意識を高めていきたいですね。


ー サービスの質向上と省力化の両立に向け、デジタル技術を積極的に活用されておられます。

昨年12月、正式に松江店にコントロールセンターを立ち上げ、お客さまの問い合わせや要望に対し、迅速に対応しています。

また、2店舗はオンライン映像で常につながっており、スタッフがお互いに状況を判断して業務を補完し合っています。

 

ー 商号変更などでリスタートされました。

創業から18年が経ち、電動化や自動運転など「CASE(ケース)」と呼ばれる次世代技術への対応やアフターコロナなどを踏まえ、新時代の始まりを意識して片仮名からアルファベットに変更しました。

第2ステージは、より特別感を感じていただくよう、今まで以上にお客さまの立場や目線に立った個別対応を心掛けます。

当社と関わるお客さまが増えることで、素敵な輸入車に乗る格好いい大人を1人でも多く、つくっていく。そんな大人の姿が子どもに夢や希望を与える地域社会を創造し続けることが、最大の地域発展のための貢献だと考えています。

変化を受け入れ、新しい挑戦にワクワクし、大胆な一歩を踏み出せる人材を求めています。

革新的なアイデアを現実に変える行動力と、社会に新たな価値を提供することに情熱を持った仲間と共に働きたいです。

内田雄之=島根県安来市出身(47歳) 2006年に現職に就任。

松江高専卒業後、IT企業に就職する。車好きが高じて、自動車業界に転職。中古車販売店での営業職を経て、長男が生まれた直後の28歳に独立。創業18年目であった昨年は、出雲市に2店舗目を出店。最近のニュースは、高校新卒2名が入社してくれたこと。会社も18年目、息子も18歳、新入社員も18歳。18年という時の流れと、当社のセカンドステージの始まりを感じています。

(株)platinumHP