花の里・五箇に春を告げる「隠岐温泉GOKA 桜水仙フェスティバル」が3月31日、隠岐の島町南方の温泉施設周辺であった。数万株のスイセンが咲き誇る中、地元有志によるけん玉や民謡ステージ、屋台があり、観光客や住民でにぎわった。
隠岐温泉GOKA周辺には近くの農業、藤田一志さん(77)が16年前からスイセンを植え、現在は数万株となりスイセンロードになっている。花の開花に合わせ、地域を盛り上げようと五箇花の里づくり協議会が初めてイベントを開いた。
五箇地区の農畜産物を使った屋台が並び、ステージでは隠岐民謡やポップスのコンサート、五箇中学校1年の小川和希四段(12)=OKIけん玉ひろば所属=によるパフォーマンスが繰り広げられた。小川さんは難易度の高い10連けん玉を2回目で決め、会場から大きな拍手が送られた。
藤田さんにスイセンを株分けしてもらったという出雲市小境町の自営業、角小百合さん(59)は「うちのスイセンとは比べものにならない。スイセンの黄色を見て幸せになった」と喜んだ。(鎌田剛)