新入生を代表し、宣誓する高浦結人さん=大田市波根町、島根県立農林大学校
新入生を代表し、宣誓する高浦結人さん=大田市波根町、島根県立農林大学校

 【大田】大田市波根町、島根県立農林大学校で11日、入学式があり、農林業への就業を志す47人が第一歩を踏み出した。

 農業科は二年制の有機農業、野菜、果樹、肉用牛の4専攻に19人、一年制の短期養成コースに14人が入学。林業科には14人が入った。農林業に必要な技術や機械操作、経営やマーケティングなどの知識、ノウハウを学ぶ。入学者のうち短期養成コースを中心に14人が社会人経験者だった。

 式典ではトマト栽培での就農を目指す益田市出身、農業科有機農業専攻の高浦結人(ゆうと)さん(18)が「それぞれが専攻分野の知識や技術の習得に励み、地域に貢献できる人材を目指す」と宣誓。角森章子校長は実践教育の特色を強調し「夢の実現に向けて積極的に取り組み、大切な時間を過ごしてほしい」と激励した。

(勝部浩文)