【出雲】端午の節句(5月5日)に合わせ、出雲市斐川町出西のガラス工房Izumo(イズモ)で、吹きガラスの技法で制作した「かぶと」が展示、販売されている。色とりどりのガラスに銀箔(ぎんぱく)を使った華やかで高級感のある作品に、来場者が魅せられている。
工房を営む川辺雅規さん(52)が3月下旬から制作を始めた。黒いガラスに銀箔と色ガラスをかぶせた3層構造や、青や黄色の色ガラスに銀箔を加えた2層構造の作品が並ぶ。サイズは幅15~20センチ、高さ10~15センチ。
川辺さんは「角とかぶとのバランスや曲線を表現するのは難しかった。透明感ある素材の魅力を楽しんでほしい」と話した。
かぶとは飾りの形がV字形、三日月形、湾曲形の3種類あり、びょうぶと台、ひも込みで2万7500円から4万4千円。(佐藤一司)