岩本久人氏
岩本久人氏

 旧社会党(現社民党)で参院議員を1期務めたほか、社会福祉法人の理事長として地域福祉の発展に尽力した岩本久人(いわもと・ひさと)氏が22日午後3時20分、病気のため自宅で死去した。81歳。社会福祉法人「みずうみ」会長。自宅は松江市比津が丘3の12の20。一般会葬は法人葬で、流れ焼香により27日午前10時から11時まで、本葬は27日午前11時半から、松江市東津田町の博愛社ハクアイ会館で執り行う。喪主は社会福祉法人みずうみ理事長で、松江市議の長男雅之(まさゆき)氏。

 浜田高校を経て1962年に島根県庁入りし、島根県職員連合労働組合の書記長、自治労中国地区連絡協議会の事務局長を務め、労働問題や人権、平和活動に取り組んだ。1979年、社会党から島根県議選(松江選挙区)に立候補し、連続3回当選した。

 無所属で出馬した89年の参院選で初当選して社会党入りし、1期務めた。95年の参院選、2000年の衆院選で落選し、その後は民主党島根県連の幹部を務めた。

 社会福祉法人「みずうみ」法人本部法人推進・広報室室長、岩本千代さんの義父。2013年4月、旭日中綬章を受章した。
 

岩本久人氏(2000年6月)