展示の準備に取り組む会員=安来市安来町、プラーナ
展示の準備に取り組む会員=安来市安来町、プラーナ

 【安来】安来市の「尼子写真クラブ」創立20周年を記念した写真展が18日、同市安来町のショッピングセンター・プラーナで始まる。会員が17日、59点の作品を並べ、展示作業を進めた。27日まで。

 尼子写真クラブは安来市を中心に21人で活動する。毎月、例会を開き、講師の指導を受けながら技術を高めている。

 写真展には会員18人が出品する。清水寺(安来市清水町)の三重塔をバックにコウノトリが飛ぶ一瞬を捉えた作品や花田植えの早乙女2人が笑顔を見せる様子は写真の魅力が伝わってくる。水辺のハクチョウと雪を頂いた冬の大山、雲南市木次町の桜など四季を感じる作品も目を引く。

 田中博義会長(74)は「会員の個性が分かる作品が並んでいる。現地に何度も通い納得いくまで撮影したものもある。労作を見てほしい」と呼びかけた。

 30日からは安来市立図書館で展示される。(狩野樹理)