戦国時代、毛利元就が陣城を築いた島根県飯南町上赤名の武名ケ平山(ぶながひらやま)(724メートル)に新しい登山道が開通した。安全に登れ、絶景を楽しめると聞き、登ってみた。(雲南支局・山本泰平)

手書きの登山口案内板の説明をする門脇勝二さん(写真はいずれも島根県飯南町上赤名)
 

 武名ケ平山は1562年、毛利元就が近くの衣掛山(きぬかけさん)(631メートル)に居城(瀬戸山城)を築いた尼子方の武将・赤穴氏を攻略するために陣城を築いたことで知られる。戦国大名が拠点を設けた山だけあって、山頂付近では、...