カキツバタの群生地として知られる大田市三瓶町の姫逃池で9日、保全活動があり、ボランティア50人がカキツバタの成長を妨げる雑草の除去に汗を流した。
姫逃池は、くぼ地に水がたまった全周約300~500メートルの浅い池で、5月になると数千本が見ごろを迎える。多少の手を加えないと、同じ水辺に分布するヨシやスゲとの競争に負ける恐れがあり、島根県が2005年から自然保護団体や一般ボランティアに声をかけ、花期が終わる6月に保全活動をしている。
カキツバタが多く植わる池の縁には、ヨシが既に人の背丈ほどに成長し、カサスゲなどの雑草も勢いを増しており、参加者は鎌を使って刈り取った。水面には外来種のセイヨウスイレンもあり、胴長を着て池の中に入り、手作業で一つ一つ取り除いた。
ボランティアの自然保護レンジャーとして活動する大田市大田町の会社員月橋のぞみさん(51)は「初参加だったが、長年の活動で姫逃池の環境や景観が守られていると実感した」と話した。
(勝部浩文)













