「あめつち」のテーマソングを歌う地元ガイドの山根陽子さん(左から3人目)ら=雲南市大東町飯田、JR出雲大東駅
「あめつち」のテーマソングを歌う地元ガイドの山根陽子さん(左から3人目)ら=雲南市大東町飯田、JR出雲大東駅

 雲南市大東町飯田、JR木次線の出雲大東駅でこのほど、「大東ほたる祭り」があり、歌唱ステージや地元ガイドによる観光列車「あめつち」のPRといった多彩な催しを親子連れらが楽しんだ。

 同駅を指定管理する市民団体・つむぎ(南波由美子代表)が主催した。つむぎは待合室を飾り、駅舎を利用したコンサートやマルシェを定期的に開催するなど、にぎわい創出に取り組む。

 今回は市内外の飲食店やハンドメード作家らが出店し、来場者は気に入った品を手に取って購入していた。よさこいや歌のステージも会場を盛り上げた。

 演目の合間に、観光列車「あめつち」の地元ガイドを務める山根陽子さん(54)が段ボールと画用紙で手作りした「あめつち」を身につけて登場。同じくガイドの南波代表(48)と運行情報などを伝え、乗車や駅ホームからの見送りを呼びかけた。

 南波代表は「スタッフや来場者同士の会話も弾んで、人と人とのつながりや温かさを感じた。木次線に興味を持つきっかけになればうれしい」と話した。(山本泰平)