島根県邑南町中野、石見東小学校の児童が11日、同町井原の雲井の里ふれあい農場でサツマイモの苗植えを体験した。2年生19人が丁寧に苗を植え、秋の収穫を心待ちにした。
児童は産直市「ふれあい市場雲井の里」に隣接する広さ70平方メートルの農場で苗植えに挑戦。産直市の関係者から「苗の根が土から出ないようにしっかり植えて」と助言を受け、汗をぬぐいながら真剣な表情で100本の苗を次々に植えた。
苗が深く植えられているか関係者が確認し、浅い苗に対して児童たちが「もう1回植えよう」と協力する場面もあった。
苗植え体験は児童に農業触れ、古里に愛着を持ってもらおうと産直市が毎年企画する。イモは10月に収穫する。浜和花(ののか)さん(7)は「うまく植えることができて楽しかった。焼き芋にして食べるのが楽しみ」と瞳を輝かせた。
(吉野仁士)