山陰中央新報社文化センターの特別講座「出雲民芸紙の魅力」が7月に松江市内で開かれる。文化センター松江教室(殿町)での「お話とワークショップ」(12日)と、安部栄四郎記念館(同市八雲町東岩坂)での「紙すき体験と記念館見学」(19日)の2本立てで、郷土が誇る手すき和紙を学ぶ。
出雲民芸紙は人間国宝の安部栄四郎(1902~84年)が生み出し、八雲町で受け継がれている手すき和紙。記念館の安部己図枝学芸員が講師を務める。
12日の「お話とワークショップ」は、民芸紙の歴史や栄四郎の人物像について話を聞き、「竹と和紙のうちわ」を作る。午前10時~11時半か午後2時~3時半のいずれかのクラスに参加する。受講料2200円、材料代1700円。
19日の「紙すき体験と記念館見学」は午前10時~11時半に開催(現地集合、解散)。栄四郎が収集した貴重な和紙資料や民芸品が並ぶ館内を巡り、付属施設の「手すき和紙伝承所」で手すきによるはがき作りを楽しむ。受講料千円。
問い合わせ、申し込みは松江教室、電話0852(32)3456、フリーダイヤル(0120)079123。