山陰中央新報に目を通す児童=松江市大庭町、大庭小学校
山陰中央新報に目を通す児童=松江市大庭町、大庭小学校

 NIEチャレンジ校(実践指定校)の大庭小学校(松江市大庭町)で3日、本年度初めての新聞教室があった。地域の魅力をまとめた新聞作りに取り組んでいる5年生90人が、新聞や記事の構成を学んだ。

 児童は初めに、山陰中央新報社の清水由紀子NIE担当の説明を聞きながら当日の本紙をめくり、地元の話題から世界の出来事まで幅広い情報を網羅する新聞の特徴を理解した。

 1面のトップ記事を見て、見出し、リード、本文に印を付け、それぞれの役割、大事なことから先に書く「逆三角形」の新聞記事のスタイルを確認。「新聞作りに役立つ魔法の言葉」として、「5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように・どうした)」の要素も覚えた。

 堀江明人さん(10)は「これまであまり新聞を読むことがなかったけど、意外と読みやすく、ニュースがよく分かって面白かった。これから読みたい」と話した。

 大庭小は日本新聞協会の実践指定を受けて2年目。新聞各紙の提供を受け、5年生を中心に新聞を活用した学習を行う。