新聞を生かした教育活動を進める島根県NIE推進協議会(会長=松浦和之・出雲市立鰐淵小学校長)の2024年度総会が22日、松江市殿町の山陰中央新報社であった。教育、行政、新聞関係者20人が対面とオンラインで出席し、年間活動計画を決め、学校で新聞を活用することの効果や意義について意見交換した。
日本新聞協会指定の24年度NIEチャレンジ校(実践指定校)には、松江市立大庭小学校、同市立中央小学校、津和野町立津和野中学校、島根県立松江養護学校中学部、県立津和野高校、県立横田高校の計6校を承認した。各校には新聞各紙が無償提供される。
ほかに、小中学生対象の「わがまち新聞コンクール」の実施、NIEセミナーの開催も決めた。
意見交換では、昨年度まで3年間、大田市立大田西中学校でチャレンジ校として新聞活用に取り組んだ大田市教育委員会の八波直樹指導主事が、成果を報告。NIEを通じ、生徒の文章を読む力や語彙(ごい)力が上がり、社会への関心が高まったことなどを振り返った。
NIEの問い合わせは、山陰中央新報社内の同協議会事務局、電話0852(32)3414。(清水由紀子)