雲南市在住の洋画家、藤本雄二さん(68)の絵画展が同市大東町中湯石、古代鉄歌謡館で開かれている。国内最大規模の公募展・日展で入選した力作や身近な草花を題材にした作品など46点が並び、来場者の目を引きつけている。9月2日まで。
藤本さんは日展や東光展などで複数の受賞歴を持つ。絵画講師も務め、市内で絵画教室を主宰する。
2022年の日展入選作品「ポンプのある一隅」は100号の大作。真ん中に描かれた井戸ポンプが印象的。また、アザミやカタクリの花、ツバキなどを色鮮やかに描いた作品のほか、大山や宍道湖、棚田を描いた風景画といった多彩な作品が並ぶ。
藤本さんは「静物画や人物画、風景画などいろいろな作品を展示しているので、楽しんでほしい」と来場を呼びかけている。
絵画展は同館が企画したギャラリー展で、入場無料。火曜は休館。問い合わせは同館、電話0854(43)6568。(福間崇広)