萩・石見空港(益田市内田町)の大阪(伊丹)便の季節運航が10日、始まった。1日1往復で期間は14日までの5日間。初日は定員74人に対して大阪発便73人、萩・石見発便74人が搭乗し、順調な滑り出しとなった。
同空港利用拡大促進協議会(会長・山本浩章益田市長)は今年、搭乗者数666人、搭乗率90%の目標を設定。14日までの予約状況(9日時点)は99・3%となっている。昨年の搭乗者数は437人(搭乗率73・8%)だった。
同空港であった記念セレモニーで、山本市長は2022年に11日間だった運航期間が昨年から5日間になったことに触れ、「期間を延長するために利用拡大に努めたい」とあいさつ。大阪便が到着すると、島根県の石原恵利子副知事ら協議会の関係者が出迎え、搭乗者に益田市特産のユズを使った入浴剤などの記念品を手渡した。
益田市内の祖父母宅に帰省する兵庫県川西市の小学4年生奥山絢太さん(10)は「(空の旅は)とても快適だった。益田の海や山を楽しみたい」と笑顔で話した。
(中山竜一)