月山富田城(安来市広瀬町富田)の洪水で埋もれた城下町の遺構が見つかった富田川河床遺跡の出土品から、16世紀後半(戦国~安土桃山時代)の石見銀山産とみられる1点を含む切銀(きりぎん)4点を確認したと4日、島根県古代文化センターが明らかにした。城下町遺跡での確認や複数点の出土は全国初。切銀が貨幣として実際に城下町で使われていたことや、富田城周辺の繁栄ぶりを示す貴重な史料となる。
【詳報】石見銀山産の切銀確認 月山富田城、城下町遺構 16世紀後半、貨幣として使用
石見銀山産とされる切銀は縦1・7センチ、横4・3センチで...