落合朗風作「涅槃」(1932年、東京・東覚寺蔵)
落合朗風作「涅槃」(1932年、東京・東覚寺蔵)

 松江市袖師町の島根県立美術館で20日、企画展「落合朗風 明朗美術連盟と目指した世界」が開幕する。日本画家として、大正から昭和初期にかけて活躍した落合朗風(1896~1937年)の画業を振り返る。11月4日まで。

 同美術館の開館25周年を記念したオリジナル展。父親が平田(現・出雲市)出身で島根にゆかりがある朗風の大規模展は、1969年に当時の県立博物館(松江市)で開かれた遺作展以来55年ぶりで、約80点を展示する。2階展示室では朗風が創設した美術団体・明朗美術連盟に所属した画家の作品など15点を紹介する。

 開館時間は午前10時から日没後30分まで(10月以降は午後6時半まで)。火曜休館。

 観覧料(コレクション展セット)は前売りが一般1100円、大学生800円、小中高生400円(オンライン、ローソン各店で販売)、当日は一般1450円、大学生1100円、小中高生500円。

 問い合わせは島根県立美術館、電話0852(55)4700。