九州の有田では朝鮮半島の陶工の技術を基に、江戸時代前期の1610年代に初めて磁器が作られた。製品の積み出し港にちなみ「伊万里焼」と名付けられ、17世紀から18世紀後半にかけてはオランダの東インド会社を通じ、ヨーロッパなどにも輸出されて脚光を浴び、日本各地にも流通した。

 さらに佐賀の鍋島藩で...