本丸に向かう登山道の「七曲がり」=安来市広瀬町富田、月山富田城跡
本丸に向かう登山道の「七曲がり」=安来市広瀬町富田、月山富田城跡

 山陰中央新報社文化センターの特別講座「難攻不落の月山富田城を攻めよう」が25日午後1時半~同3時半、安来市広瀬町富田の月山富田城跡で開かれる。城を攻める敵軍になったつもりで本丸を目指しながら、堅城の秘密を学ぶ。

 戦国大名の尼子氏が拠点とした月山富田城は難攻不落の山城として知られる。城跡は国史跡に指定されており、登山道などの整備が近年進んだ。

 講座では三つある登山コースのうち、御子守口(おこもりぐち)のコースから山頂に向かう。講師は元島根県古代文化センター長の宍道正年さん。宍道さんは、子ども向けの入門書「松江城と富田城の時代」も執筆した元小学校教員で、分かりやすい解説に耳を傾けながら、いにしえに思いをはせる。

 集合、解散場所は麓にある道の駅広瀬・富田城(安来市広瀬町帳)。受講料は2200円。小雨決行。登山ができる靴、服装で参加する。問い合わせ、申し込みは松江教室、電話0852(32)3456、フリーダイヤル(0120)079123。