劇団東演の舞台「獅子の見た夢」のチラシ
劇団東演の舞台「獅子の見た夢」のチラシ

 劇団東演(東京都)の舞台「獅子の見た夢~戦禍に生きた演劇人たち~」が14~17日に鳥取、米子、松江、出雲の4市で上演される。実在した演劇人を題材に、表現の自由が奪われた戦時下で演じることを貫き通した情熱と葛藤を描く。

 あらすじは、俳優の丸山定夫が劇団「苦楽座」に演出家として力を貸してもらおうと、八田元夫に頼み込んでいたが、八田は治安維持法違反で演出家登録を抹消されていた。稽古する演目は劇作家三好十郎の「獅子」。芝居を続けようと「桜隊」として移動演劇連盟に参加し、戦局が厳しくなる中、広島に向かう。

 公演は会員制で、鑑賞には各演劇鑑賞団体への入会が必要。

 公演日程と会場、入会金、主催団体は次の通り。

 ◆鳥取=14日午後6時半、鳥取市掛出町の市民会館。鳥取演劇鑑賞会、入会金千円、会費月額2300円、電話0857(23)6486。

 ◆米子=15日午後6時半、米子市角盤町2丁目の市公会堂。米子市民劇場、入会金千円、会費月額2500円、電話0859(33)8695。

 ◆松江=16日午後6時半、松江市殿町の島根県民会館。松江市民劇場、入会金千円、会費月額2500円、電話0852(26)3094。

 ◆出雲=17日午後6時半、出雲市塩冶有原町2丁目の市民会館。いずも演劇鑑賞会、入会金2千円、会費月額2500円、電話0853(25)2722。