当日の山陰中央新報に目を通す生徒=島根県奥出雲町稲原、横田高校
当日の山陰中央新報に目を通す生徒=島根県奥出雲町稲原、横田高校

 NIEチャレンジ校(実践指定校)の横田高校(島根県奥出雲町稲原)で23日、新聞教室があり、2年生70人が文章の書き方を学んだ。福島県を訪れた研修旅行の成果を記事にまとめる。

 生徒は、当日の新聞に一通り目を通した後、山陰中央新報社の清水由紀子NIE担当の説明で記事の書き方を学習。記事に盛り込む素材は、研修に関連して調べた内容や見聞きした事柄を振り返り、「他の人に伝えたいこと」をポイントにして選ぶようアドバイスを受けた。

 見出し、リード、本文の役割をはじめ、大事なことを先に書く「逆三角形」の文章スタイルも学び、的確に言いたいことを伝える書き方に理解を深めた。

 石倉優吾さん(17)は「新聞作りはしたことがあったが、記事を逆三角形に書くことは意識していなかった。習ったことを生かし、読み手に伝わる記事を書きたい」と話した。

 横田高校は、読む力や書く力、社会への関心を育てようと本年度からNIEチャレンジ校となり、2年生を中心に新聞を活用した学習に取り組んでいる。