東京電力が福島第1原発2号機で数グラムの溶融核燃料(デブリ)を初めて回収し、廃炉の最難関へようやく一歩を踏み出した。政府と東電は「最長40年での廃炉」を掲げるが、すでに事故から13年半。推計880トンに上るデブリの全量取り出しは工法すら定まらず、作業では東...