サツマイモを掘り出して喜ぶ児童=島根県邑南町井原
サツマイモを掘り出して喜ぶ児童=島根県邑南町井原

 島根県邑南町中野の石見東小学校児童がこのほど、邑南町井原の雲井の里ふれあい農場でサツマイモを収穫した。その場で焼き芋にし、新鮮な秋の味覚に舌鼓を打った。

 6月に苗植えした2年生19人が住民の手を借りてつるを力いっぱい引っ張り、大きな芋が地面から顔を出すたびに歓声を上げた。

 収穫した芋は住民が焼き芋にして振る舞い、児童は「おいしい」「すごく甘い」と喜びながら自分で植えた芋を味わった。残った芋は各自が持ち帰り、家庭で調理するという。

 農場は隣接する産直市雲井の里が管理し、児童と住民の触れ合いを目的に企画。産直市を運営する農事組合の神田恵介組合長(81)は「芋掘りを通して地域に親しみや愛着を持ってほしい」と話した。(吉野仁士)