中尾節也益田署長(右)から贈られた感謝状を手にする佐々木篤生さん=益田市東町、同署
中尾節也益田署長(右)から贈られた感謝状を手にする佐々木篤生さん=益田市東町、同署

 益田署が25日、人命救助に貢献したとして益田市西平原町の新聞販売店経営、佐々木篤生さん(59)に感謝状を贈った。

 同署によると佐々木さんは10月30日午前2時40分ごろ、市内での新聞配達の途中、民家の玄関先で倒れている高齢女性を発見、警察に通報した。女性は意識があり会話が可能な状態だったが左太ももの骨を折っており、低体温の状況で生命に危険が及ぶ可能性があったという。

 贈呈式は同市東町の益田署であり、中尾節也署長が佐々木さんに感謝状を手渡し「正義感ある行動に感謝している」とお礼を述べた。

 佐々木さんは昨年11月と同年12月にも新聞配達中に屋外や屋内で倒れている高齢女性を発見し救助につなげたといい「今回は、女性に救急車を呼ぶのを断られ、駐在所勤務の署員に直接電話した。今後も警察と連携して地域を守りたい」と話した。

(中山竜一)