江津市都野津町で1日、大学生や高校生らが企画運営した街歩きイベントがあった。古民家など11会場で飲食物販売や体験ブース、ステージといった多彩な催しがあり、石州赤瓦の古民家の趣や学生のアイデアを市民ら千人が楽しんだ。
石州赤瓦の景観を生かす市民団体「都野津街並みの会」が主催し4回目。島根県立大の学生と江津高校生の計30人が7チームに分かれ、特技や興味を生かした催しにしようと、7月から準備した。江津工業高生や島根職業能力開発短期大学校の学生らも当日スタッフに加わった。
11会場のうち、学生は7会場を担当し、石見神楽やダンスのステージを企画。このほか、石見神楽の鬼棒製作や松ぼっくりを使ったミニクリスマスツリーづくり、電気工事体験などを親子らが楽しんだ。
家族3人で訪れた近くの会社員、吉田美幸さん(36)は「歩いて街並みを楽しめる貴重な機会。選べる体験も年々多くなっていてうれしい」と話した。
(村上栄太郎)