島根県内のボーイスカウトが集まり交流するスカウトフェスティバルが14、15の両日、出雲市小境町、県立青少年の家「サン・レイク」であった。初日の普通救命講習では、参加者が救急法の基礎知識や技能を学んだ。
講習会では出雲市消防本部平田消防署の職員3人が講師を務めた。救急車が現場に到着するまで、全国平均で10分20秒、出雲市では8分40秒かかるといい、その間に傷病者に心肺蘇生などの救命処置を施すことが重要と説明した。
実技講習では成人の人形を使って、胸骨圧迫をしたり、自動体外式除細動器(AED)を操作したりして、救急隊到着までの重要事項を繰り返し練習した。
松江南高1年の尾﨑翔琉(かける)さん(16)は「講習を受けたことはあるが、いざというときのためにも繰り返し練習することが大切だと思う」と話した。
フェスティバルは、ボーイスカウト島根連盟(連盟長・丸山達也知事)が主催し団員約60人が参加した。(佐藤一司)