米子市は17日、湊山公園(米子市西町)で飼育しているニホンザルの数を一時、間違えていたと市議会都市経済委員会に報告した。7月の調査結果として52匹いると9月に報告していたが、本来は53匹いたとみられる。管理が不十分なため、今後はマイクロチップと台帳の両面で数を把握する。
市都市整備課によると、今年7月に同公園でサル1頭が市街地に脱走する事案が発生。捕獲後にサルの数は52匹いると確認した。その後、10月末に1匹が死亡したため51匹になるはずだが、管理用のマイクロチップを取り付けるために12月4~6日に全て捕獲して数えたところ52匹いることが分かった。
原因とみられるのは7月の調査。捕まえたサルに水溶性のペイントを付けてサル舎に戻す方法で数えたが、捕まえていないサルにペイントが付着し、カウントしていないサルがいた可能性があるという。当時、実際は53匹いたとみられる。
従来は台帳上で数を管理していたが、正確に把握するため埋め込んだマイクロチップも活用するという。
(中島諒)