出雲市平田町の平田高校の野球部員が18日、地元のみなみ保育所で野球の体験会を開いた。高校生の指導で、参加した子どもたち27人の元気な声が響いた。
野球の楽しさを伝えようと、野球部の選手、マネジャーの22人が用具を持参して保育所を訪問した。子どもたちは部員とペアになってキャッチボールや的当てに挑戦した。スポンジのボールを的に目がけて投げ、当てると部員から「いいね」と声が飛び、ハイタッチをして喜び合った。
打撃では、テニスラケットやスポンジ製のバットでボールを打ち返し、子どもたちはうまくできると「やった!」とはしゃいでいた。
松浦蓮人(れんと)ちゃん(6)は「打つのが楽しかった。遠くに飛ばせたので、もっとやりたい」と笑顔を見せた。副主将の1年、藤井颯馬さん(15)は「楽しんでくれてよかった。野球に興味を持ってくれる子どもが一人でも増えてくれたらうれしい」と話した。
地域貢献と競技の普及活動として同部が2017年から実施している。平田保育所と中部保育所でも実施した。(佐藤一司)