免疫が関わる病気に有効な、献血から作る血液製剤のうち「免疫グロブリン製剤」の需要が高まっている。近年脳や神経の病気で新たな治療法が普及したことなどで、供給量は10年前の約1・5倍になった。安定供給には血液の確保が不可欠で、若者の献血者が減ったことが課題となっている。

 免疫グロブリン...