田中美礼さん(右)の指導を受け練習に励む青木まりさん=益田市有明町、島根県芸術文化センター・グラントワ
田中美礼さん(右)の指導を受け練習に励む青木まりさん=益田市有明町、島根県芸術文化センター・グラントワ

 クラシックバレエ教育機関の最高峰とされるロシアサンクト・ペテルブルグの国立バレエ学校「ワガノア・バレエ・アカデミー」で7日に始まるサマースクールに、益田市立横田中学校1年生の青木まりさん(13)が参加する。全国のコンクールで審査を通過した30人が参加できる貴重な機会で、青木さんは「美しいバレリーナになれるよう、多くの技術を学びたい」と意気込む。(石倉俊直)

 青木さんは元プロバレリーナの田中美礼さん(30)が指導する島根県津和野町直地のバレエ教室「Balletto Benessere(バレット・ベネッセレ)」に通う。

 小学2年生の時に田中さんと出会った際、「とても美しくて一目ぼれした」といい、それがきっかけで入会した。

 初めての大会となった2020年のNBAヒロシマジュニアコンクール(広島市)では、優良賞で入賞を逃し、悔しさで涙が止まらなかった。

 それでもめげずに練習を重ね、3月の九州国際ダンスコンペティション(福岡市)ではロシアのバレエ名門校の合宿参加が許可される「スカラーシップ賞」を教室で初めて受賞した。

 田中さんは「素直な性格でコツコツ練習を重ねる中で上達した。合宿で多くの技術を身に付け、今以上に成長してほしい」と願う。

 3週間のサマースクールでは、床が13度傾斜したオペラとバレエ専用のマリインスキー劇場での演習もある。

 「課題の回転軸のぶれを修正し、表現力や集中力を高めたい」と青木さん。バレエを始めるきっかけを与えてくれた田中さんへの感謝の気持ちを胸に、プロバレリーナへの夢の実現に向け、旅立つ。