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ふれあい広場で動物の世話をする動物科学科の生徒たち。ウサギは移動動物園などイベントでも人気だ=出雲市下横町、出雲農林高校
 
記者のオススメPOINT
30種類100個体を超す動物、理解深まるクイズも


 高校の敷地内にある動物園は、島根県内ではここだけ。ミニチュアホースやヤギなど30種類100個体を超す動物を、生徒が愛情を込めて世話している。

 ふれあい広場は動物科学科で愛玩動物の飼育や畜産を学ぶ高校生の実践の場。動物への理解を深め、来場者には習性などをクイズにして紹介し、種の保存にも取り組む。年始を除き平日は毎日朝夕、交代で世話をする。

ミニチュアホースと高校生。同じ飼育舎にはポニーやヒツジ、ヤギがいる


 ミニチュアホースとポニーが愛らしい。人に慣れたヤギやヒツジもいて、近くの自動販売機で専用の餌を買って、餌やりができる。珍しい動物は「マーラ」でネズミの仲間。南米大陸に生息し、カピバラに似た顔は「癒やし系」だが、足は細長く、時速40キロほどで走るそう。マーラにも餌やりができるので、与えてみよう。

のんびりと草を食べるヤギたち
耳が長く、顔はカピバラに似たマーラ

 このほかウサギ、モルモット、ラブラドール・レトリーバーなどがいる。希少な「出雲コーチン」や世界最大種のルリコンゴウインコといった鳥類も注目だ。動物科学科2年の藤江実柚(みゆ)さん(17)は「小さい子どももかわいがれる小動物がいっぱい。ポニーなど迫力ある動物もいるので、ぜひ見に来てほしい」と呼びかけている。

ウサギやモルモット、鳥類を飼育する建物。ネコも飼われている
モルモットの展示スペース。クイズで特徴を紹介している
出雲コーチン10羽を飼育する小屋。イスに座ってじっくり眺められる


 ふれあい広場の近くには「出農水族館」もあり、スッポンやニシキゴイなど10種類の生き物を展示する。

水辺の生き物を展示する「出農水族館」

 多目的トイレには大人も横になれるサイズの「ユニバーサルシート」があり、乳幼児のおむつ替えに加えて、おむつを常用する、障害のある子どもたちも使いやすそうだ。飲み物はOKだが、食べ物は持ち込まないようにしよう。(山口春絵)

出雲農林高校ふれあい広場

所在地:出雲市下横町950(MAP
開園時間:午前8時半~午後4時
休園日:年中無休
入場料:無料(餌は有料)
駐車場:あり
授乳室:なし
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