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発掘を体験できるコーナー。砂はペットボトルのキャップで作られていて、手足を汚さずに楽しめる=出雲市大津町、出雲弥生の森博物館
記者のオススメPOINT
発掘に挑戦、弥生時代の服装の試着も


 発掘や弥生時代の服装の試着など多彩な体験ができる。入館無料もうれしい。古代出雲に思いを巡らせ、歴史ある地に暮らす喜びを感じよう。

たいけんコーナー横にある遺物整理室。作業中の職員や出土品を見学できる

 まずは発掘を体験してみよう。ペットボトルのキャップで作った砂の中には、勾玉(まがたま)や土器、装飾品などが埋められている。新発見を目指して発掘する、考古学者になりきって探そう。手足に砂が付いても、汚れないのはありがたい。

発掘作業などが楽しめるたいけんコーナー
バラバラになった土器の破片を組み立てるパズル

 バラバラになった土器の模型をつなぎ合わせ、元のつぼの形に戻す立体パズルは、この博物館ならでは。破片に磁石が仕込まれていて、つなぎ目がピタッとはまる感覚が爽快だ。パズルは出土品を復元する際の接合作業に近いという。隣の遺物整理室では職員が実際に作業しており、ガラス越しに見学できる。

貫頭衣を試着できるコーナー
子どもから大人までサイズがそろう貫頭衣

 布を頭からかぶって着る「貫頭衣」の試着もある。腕輪や首飾りでおしゃれをしたり、木製のくわなど農耕具を持ったりして、記念写真を撮れる。子どもから大人までサイズがそろうので、親子で記念写真を撮るのもお勧め。他にも銅鐸(どうたく)を鳴らす体験や館内に隠されたキャラクターを探してプレゼントをもらう企画、出雲市内にある古墳のバーチャル見学なども楽しめる。

首飾りなどのアクセサリーも着けることができる
銅鐸を鳴らして楽しむことができる

 2階は国史跡・西谷墳墓群から発掘された出土品などを展示する。図書コーナーや自動販売機、おむつ交換台と授乳室もある。

 (山口春絵)

出雲弥生の森博物館(出雲市)

所在地:出雲市大津町2760(MAP
開館時間:午前9時~午後5時
休館日:火曜(祝日と重なる場合は翌平日)、年末年始
入館料:無料(特別展観覧料別途必要)
駐車場:あり
授乳室:あり
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