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半円形のスペースに立てば、水中に入った気分を味わえる「ヘルメット水槽」=出雲市園町、島根県立宍道湖自然館ゴビウス
記者のオススメPOINT
その時々で違う、生き物に触れるプール


 珍しい形の水槽やタッチプールなど、子どもが喜ぶ仕掛けがうれしい。身近な宍道湖や中海に生息する生き物たちに詳しくなろう。

 展示ゾーンに続く渡り廊下の床は円形の窓があり、池を泳ぐコイを真上から見ることができる。

展示ゾーンに続く渡り廊下。円形の窓の下を泳ぐコイを見ることができる


 宍道湖や中海の生物の展示ゾーンでは、食卓でおなじみのシジミやサルボウガイを、生き物として見るのが新鮮だ。このゾーンの人気は「ヘルメット水槽」。目の前を魚たちが泳ぎ、水中にいるような写真も撮れて楽しい。島根県内の川の豊かさを学ぶゾーンには、ヤマメやオオサンショウウオなどがいる。

 館内は腰掛けられるスペースが豊富にあり、水槽にくぎ付けになったわが子を見守る親に優しい。

大型水槽前にあるソファ。館内のあちこちに腰掛けられる場所がある


 タッチプールも人気だ。触れる生き物はその時々で違う。取材時は、ドクターフィッシュと呼ばれ、人間の角質を食べることで知られる「ガラ・ルファ」だった。近くに休憩スペースがあり、一息を付ける。自動販売機やトイレ、手洗い場も近い。

子どもたちに人気のタッチプール。高さが3段階あり、それぞれに異なる生き物がいる
タッチプール中段の水槽。小さい子も見やすい高さに窓がある。
休憩スペース。手洗い場やトイレ、自動販売機コーナーが近く、便利だ。


 出口に近い大型水槽はコイやエイなど大物が悠々と泳ぐ。足元にある1メートルまでの目盛りと見比べると、その大きさが分かりやすい。

エイなど大物が悠々と泳ぐ水槽


 授乳室は広いのでベビーカーやきょうだい連れでも入りやすい。おむつ交換も可能で、使用済みおむつも捨てられる。おむつ交換台は男性用のトイレにも。父と子のお出かけも安心だ。

授乳室のベンチ。肌寒い時に使えるブランケットや洗面台もある

 入り口横の図書コーナーには図鑑などがそろう。調べ学習に役立てよう。

(山口春絵)

島根県立宍道湖自然館ゴビウス(出雲市)

所在地:出雲市園町1659-5(MAP
開館時間:午前9時半~午後5時
入館料:大人500円、小中高生200円、幼児無料
休館日:火曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月28日~1月1日)
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